Plus-40

過酷な条件で優れたパフォーマンスを発揮できる最小パッケージ!

SWaP-C(サイズ、重量、消費電力、およびコスト)において妥協することなく、過酷な環境で優れた性能を発揮する、6DoF、戦術グレードのIMUです。-40℃から85℃までの広範囲温度校正プロセスにより、あらゆる環境で最高の測定精度が保証しています。デジタルキャリブレーションレポートは、製品が仕様を満たしていることを保証します。Pulse-40 IMUは、重さ12グラム、消費電力0.3Wで高いパフォーマンスのバランスが取れた優れたIMUで、特に組み込みに適しています。
さらに超低ノイズのジャイロスコープと非常に低い振動整流誤差を備えた高精度の加速度計のおかげで、高周波および高振動環境に最適です(MIL-STD-810Gテスト済み)。

概要

お手元のシステムに安定性における高品質、高信頼性の小型化されたIMUを

Pulse-40は、高周波ダイナミクスや振動の激しい環境に最適です。その非常に低いノイズは、制御システムへの影響を低減します。SBG社の製造プロセスとキャリブレーションにより、一貫性と再現性のある動作を保証します。

安定性

  • 広い帯域幅(500Hz)
  • 高いサンプリングレード(2KHz)
  • モーションからの出力遅れは2ms未満
  • 超低ノイズジャイロ(0.08°/√h)
  • クラス最高の振動エラー(VRE)
  • - 40°から85°までの温度範囲で校正済み

戦術グレードのミニチュアIMUの使用で、ナビゲーションシステムの精度と復元力を強化します。

Pulse-40は現在のナビゲーションシステムを戦術グレードに引き上げます。すべての天候と高振動環境下でも性能を保証されています。システムの信頼性の向上、コアユニットの重量、消費電力及び予算のカットにも貢献できます。

ナビゲーション

  • あらゆる条件下で信頼できる
  • 連続ビルトインテスト(CBIT)
  • 外部クロック同期
  • 優れたバイアス安定性(0.8°/ h)
  • 衝撃と振動はMIL-STD 810Gに準

自動キャリブレーション

技術仕様

ジャイロスコープ&加速度計

項目 ジャイロスコープ 加速度計
測定範囲 ±490°/s, ±2000°/s(4) ±40g
スケール・ファクター・エラー(1) 1,500ppm 300ppm
非直線性誤差(Non-linearity error)(1) FSの50ppm FSの50ppm
ランダムウォーク(2) 0.08°/√h 35μg/√h
バイアス安定性(2) 0.8°/h 6μg
1年間のバイアス再現性(1) 250°/h 1,500μg(3)
直交性(Orthogonality) 0.02° 0.01°
帯域幅 480Hz 480Hz
振動整流誤差(VRE) 0.2°/h/g² 0.03 mg/g²

(1)1年間の加速劣化プロセスで測定した誤差。
(2)アラン分散手法(Allan variance method)
(3)輸出規制に準拠し、バイアス>1,250μg
(4)2000°/sバージョンは輸出規制有り。詳細はお問い合わせください。

機械的及び使用環境

機械的寸法 30×28×13.3mm
重さ 12g
動作温度範囲  -40~85°C
非動作温度範囲(保管温度範囲)  -40~85°C
EMC EN 55032:2015, EN 61000-4-3, EN 61000-6-1, EN 55024
動作振動 10 g RMS [20 - 2 kHz] MIL-STD-810G
MTBF(平均故障間隔)(計算上) 50,000時間

電気仕様

入力電圧 [3.3;5.5]V
消費電力 5Vの場合は0.3W

通信仕様

出力ボーレート :最大4M bps
出力サンプリングレード 最大2KHz
デジタルシリアルインターフェース UART(LVTTL)

※全温度範囲[-40~85°C]で1sigmaエラー
※予備バージョン。すべての仕様は予告なしで変更することがございます。

ラインナップ

製品名 Pulse-40標準レンジ Pulse-40ハイレンジ スターターキット
製品画像
製品説明 高精度のIMUデータ
低ノイズのジャイロスコープと加速度計を組み込んだ小型の戦術グレードの慣性計測ユニット(IMU)で、あらゆる環境下における精度と堅牢性が重要となるアプリケーションに最適なパフォーマンスを提供します。
ダイナミクスにおいて信頼性が高いIMUデータ
最も困難な環境下での高ダイナミクスのアプリケーションに適しているIMUです。 低ノイズジャイロスコープと非常に低い振動整流誤差(MIL-STD-810G)を備えた高精度加速度計により、最適なパフォーマンスが得られます。こちらのIMUには、輸出規制があります。
Pulse-40をすぐに評価できる最良の方法です。 USBポートを接続し、sbgCenterソフトウェアを立ち上げるだけで、計測を開始できます。
仕様
  • 最高のSWaP-C:12グラム、0.3 W
  • 優れたバイアス安定性(0.8°/ h)を備えた超低ノイズジャイロ(0.08°/√h)(※1)
  • 高精度の加速度計(6µg)
  • 高帯域幅(480Hz)
  • -40°Cから85°Cの温度範囲で校正された高品質IMU
  • フル開発キット
  • 測定範囲:490°/s 
  • 最高のSWaP-C:12グラム、0.3 W
  • 優れたバイアス安定性(0.8°/ h)を備えた超低ノイズジャイロ(0.08°/√h)(※1)
  • 高精度の加速度計(6µg)
  • 高帯域幅(480Hz)
  • -40°Cから85°Cの温度範囲で校正された高品質IMU
  • フル開発キット
  • 測定範囲:2000°/ s

構成:

  • Pulse-40×1
  • 評価ボード×1
  • USBケーブル×1

活用事例

自己位置推定のアプリケーションに

SBG Systemsは自己位置推定の超小型慣性航法システムを提供しています。 これらのIMU、AHRS、およびINSは、軽量で低消費電力であるため、航空、陸上、または海洋の無人システムに最適です。

姿勢方位測量にSBG社のモバイルマッピングアプリケーション

測量のモバイル化により、慣性ナビゲーションシステムで車両姿勢と方位情報を取得し、クリーンな点群作成に貢献しております。

ダイナミクス計測に適したモーションセンサ

陸上、海上、または空中の乗物の状態をモニタリングできるIMU、AHRS、MRUを提供しています。超低ノイズのジャイロスコープ、低レイテンシ、全温度範囲キャリブレーションにより、精密なモーションおよびダイナミクスセンシングに理想的なセンサです。

点群データの作成や同期に適したIMUセンサ

低ノイズの加速度計とジャイロスコープを備えたSBG Systems慣性センサは、物理的な動きと出力の間のレイテンシ(待ち時間)が短いことも特徴です。カメラやLiDARなどのシステムの姿勢や、受けた振動などを点群作成時に補正することが可能です。

PDFダウンロード

下記より資料をダウンロードできます。

導入事例

無人レースカーの設計にSBG社のIMUとGPS(陸上)

AMZ(チューリッヒ工科大の学生によって設立されたアカデミック・モータースポーツクラブ・チューリッヒ)は、軽量・小型のEllipse2-N INS用センサを、モーション計測、機器の同期、車両のダイナミック分析のために採用しました。そに事例をご紹介しております。

Ellipse-Nを用いた自転車スピードの世界記録(陸上)

オーダーメードの自転車を最大限に活用し、世界スピード記録を作ったEric Baroneの事例をご紹介しております。こちらではEllipse-Nが導入されております。

国土交通省 関東道路メンテナンスセンター(陸上)

国土交通省の令和2年度、センシング技術を活用したインフラ管理技術の構築 や生産性向上に向けた技術実装を推進させるための「衛星受信不感区間における高精度測位技術」に採択されました。

バイクのロールとリーンの加速度解析(陸上)

インドの有名なテスト機器販売代理店であるZen Microsystemsは、SBG SystemsのEllipse2-A姿勢方位基準ユニット(AHRS)を使用し、全面的なタイヤ解析を実施し、タイヤの良好な付着性およびコーナリング能力を試験しました。

スラムベースのモービルマッピングシステム(陸上)

VIAMETRIS社(仏)は、慣性、GNSS、SLAM技術を駆使したモービルマッピングシステムであるvMS3D用にEllipse-D慣性ナビゲーションシステムを採用しました。

ハイパーループコンクールで使用されるEllipse-N(陸上)

HyperXite、UCI(カリフォルニア大学アーバイン校)のチームは、第2回ハイパーループコンクールに参加し、全米ハイパーループチームの1位、エアベース空中浮遊において世界2位にランクインしました。

UAV(無人航空機)飛行分析(航空)

MASC(Multi-purpose Airborne Sensor Carrier;多目的空中センサキャリア)は、大気境界層研究用に開発された小型UAVです。Ellipse-Nは、UAVの位置、対地速度と姿勢角の記録に使用されました。気流を考慮すれば、風速と風向きを正確に計算することが可能です。

Ellipse-D装備のNEXUS800(航空)

Hypack社の新しいUAVベースの測量ソリューション「NEXUS 800」にEllipse-D慣性航法システムを装備しました。Ellipse-Dは、RTK GNSS受信機と後処理機能を組み込んだデュアルアンテナの慣性航法システムです。

北極海洋の波浪ブイ(海洋)

SBG社のミニチュア慣性センサを内蔵した波浪ブイがボーフォート海に配置されました。外洋および氷中の波が氷板融解に与える影響を計測するためです。

3Dスキャナーの開発(その他)

VIAMETRIS社は3D点群を継続的に生成するモバイル式室内3Dスキャナー「iMS 3D」の開発で進化を続けている会社です。この最新モデルにVIAMETRIS社は、モーション補正と機材の同期を図るため、SBGのEllipse-Aミニチュア姿勢方位基準装置(AHRS)を採用しました。

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