こんにちは、WEBマーケター広島です。
年末に向け、相変わらずバタバタしておりますが、「はぁ~シンドイ」ではなく「やってやるぞッ!」と思って仕事ができてるあたり、幸せなんだろうなぁ~と改めて実感しております。
そんな中、今年の春あたりから施策をしていたSimi社の「マーカーレスモーション」がチョッとブーム(?)になっております。自社宣伝色の強いブログになってしまいますが…このモーションセンサ、ホントにスゴいんです。
モーションキャプチャは、物体や人の動きを記録します。エンタメ業界で使われているイメージがあるかもしれませんが、そもそも臨床やバイメカ、スポーツ分野向けに作られた製品です。
高性能なモーションキャプチャといえば、VICONと思われる方も多いかな?と。
映画やVR、また産業業界など幅広く使われている有名なモーションキャプチャです。光学式のVICONは、複数のカメラとマーカーを使って動きを記録します。マーカーを付けた人物の映像を撮影し、そのマーカーの動きを処理。そこからCGによりキャラクターの動きを再現します。
ここで!
クレアクトが宣伝強化をしているドイツのSimi Reality Motion Systems社「マーカーレスモーションキャプチャSimi」についてお話したいと思います。
「モーション・キャプチャ⇒マーカーを付ける」という一般的な定義を覆したのが、マーカーなしで3Dモーショントラッキングが可能な「Simi Shape」です。
こちら、8台のカメラで人物を撮影します。撮影された画像は、背景を分離させシルエットだけが抽出されます。抽出されたシルエットを元にモデルを作成します。マーカーなしで計測ができるので、衣類や皮膚につけたマーカーのズレを気にすることなく、3D関節座標・位置・角度・回転・スピード・重心などの分析ができちゃうんです。しかも5人まで同時にトラッキングできます。
何度も言いますが、マーカーを付けなくて良いんです!!
よって、動きの激しいスポーツ選手はもちろんの事、赤ちゃんの歩行解析や、動物なんかにも使えてしまう。
かつ、赤外線技術を使わない工業用のカメラによる画像処理を応用しているので、屋外でも最高のパフォーマンスを発揮するんです。
VICONとの大きな違いは、「マーカーなしで計測できる」「屋外でも撮影できる」。
もちろんお値段は正直、高いです。でもVICONを導入されている企業や大学、研究所であれば「あ~そんなもんだよね~」と納得して頂ける価格。また、マーカーなしでモーションキャプチャをできる製品は、国内においてSimi以外はないと思っております。
そんなSimiモーション。施策をしていた甲斐もあり、最近お問合せが増えております。う、うれしい(泣)。
またSimi担当である営業マンO氏と、IMUセンサでお馴染みの技術部・鬼塚先生が、Simiをご購入いただいたとある企業さんへ納品をしております。しかも、今日。
先週の1コマ(画像参照)。
ドイツから納品されたSimiセット(?)の納品チェック、機材チェックをしている鬼塚先生です。彼は何かに熱中してしまうと、時間を忘れ、食を忘れ、睡眠を忘れてしまうという根っからの技術者。こんなに大量にあるSimiセットを「宝物」でも眺めるかのようにチェックをしております。
本当なら、私も納品のお手伝いに行きたかったのです。施策をして結果が出てきてる製品がお客さんに使われる…見たかったなぁ。でも、山ほどある制作物と、とあるツールを導入する為の準備などに追われている現実。そして巨大なSimiを設置するには、ど~しても力仕事になってしまう
…という事で、今日はおとなしくお留守番する事にしました。足手まといになっても迷惑だしね~。
年明け、ドイツからサプライヤーが来るようなので、そのタイミングで一緒にくっついて行こうと思っております。できれば私が実験台になって、マーカーレスを体験してみたいなぁ。
◆Simi Web siteはコチラからどうぞ