BITalinoチュートリアル編 EMGセンサーの基本的な使い方

2022年7月13日

電極配置の方法

プラスとマイナスの2つの電極(双極セットアップ)は、図1のように筋線維に沿って、筋腹に2cm程度の間隔をあけて配置します。
筋線維は全身の至る所に存在しますので、目的に応じて部位を選択しましょう!
またリファレンス電極は、骨の上など、筋肉が少なく導電性の良好な部位に配置します。

図1 電極の配置:2つの電極(左図)、リファレンス電極(右図)

リファレンス電極配置の代表的な部位

★ 乳様突起、鎖骨、尺骨、ひじ、膝(角質化していない所)
★ 手や前腕を計測する場合、選定しやすい部位は、同じ上側の尺骨(手首の小指側にある骨のでっぱり)です。

尺骨のでっぱり

では実際にEMG信号を見てみましょう!


図2:上腕二頭筋の筋収縮を、バンドル式EMGセンサーで取得したEMG信号

静止している時は0mV前後のベースラインを示し、2回の活動時には それぞれ±0.5mVと±0.75mV前後の異なる振幅を示していることがわかります。

ポイント

★ 事前に皮膚を綺麗にしましょう
★ 電極が皮膚に完全に密着するようにしましょう(特に電極の外縁がはがれていないか注意!)
★ 取得中に機器を充電することはおやめください。予め充電を行ってください。

今回触れた電極配置以外に、EMGの信号処理や、様々な筋肉群に対するセットアップについては、BITalino HomeGuide1_EMGをご参照ください。(英語)
https://support.pluxbiosignals.com/knowledge-base/bitalino-lab-guides/

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