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クレアクト通信

社会的証明の原理

From 大竹

 

今朝のこと。

JR新宿駅の14番線ホーム。

私がホームに着いた時は山手線内回りがちょうど出たばかりでした。

しかし私がいつも乗る停車位置にはすでに電車待ちの行列が。

3~4人くらいずつ並んでいる列が2列、ちょっと離れた間隔で列ができていました。

私は毎日この場所から電車に乗る常連さん、いわばプロ。

なので、いつも駅員さんが「3列で並んでください」とお願いしているのは知っています。

この場所はホームの幅がすごく狭いので3列に並ばないとホームが人であふれてしまうのも知っています。

それもあって私はその行列の間に入り、3列目を作りました。

こんな感じです。

 

 

 するとどうでしょう。

誰も私の後ろに並ばない!

あいにく今朝は電車が少し遅れており、ホーム上はみるみるうちに人が多くなる。

それでも誰も私の後ろに並ばない!

両サイドの行列は長蛇の列となり、その後ろの方はホームの淵に添うように列が曲がっています。

 

「あれ?3列に並ぶのっておかしいのかな??」

なぜだか軽い不安が襲ってきました。

でもそれを誰にも気付かれまいと、でも逆にそわそわしてしまったことを白状しておきましょう。

 

 

社会的証明の原理

 

社会的証明の原理というのがあります。

ざっくり言うと

 

大勢の人が良いと言っているものは良いのだろう。

大勢の人の判断は間違っていないのだろう。

大勢の人がやっていることは正しいのだろう。

 

と思う心理です。

 

町で行列ができていると気になってしまい、並んでしまう。

自分のやり方が不安になり、他人のやり方を正しいと思ってしまう。

 

初めて出くわす食べ方のわからない料理。

これってどうやって食うの?

周りをきょろきょろし、ほかの人の食べ方をそのままマネする。

といった心理ですね。

 

今日の電車待ちの状況ではみんなにこの心理が働いたのでしょう。

両サイドの列に並ぶのが普通で、真ん中にいる大竹はちょっとおかしな奴だと彼らは思っていたのかもしれません。

 

 

社会的証明の原理の応用 

 

 社会的証明はマーケティングでも応用されています。

例えばテレビショッピング。

よく「こちらまでお電話ください」と言っていますが、これに次のような言葉を付け加えたところ、注文が激増したそうです。

 

「ただいま多くの電話を頂いており、つながりにくい状況となっております。何度かおかけ直しください」

 

みんなこの商品を欲しがっているんだという社会的証明が働いた結果です。

 

ちなみに自分の意志で物事を決めれる人は5%しかいないと言われています。

つまり残りの95%は自分では何も決めることができず、他人に流されるということです。

もしかすると「自分の意志で3列目を作れるなんてかっこいい」と憧れの目で私を見ている人もいたかもしれません。

 

 

 

 

その後、駅員さんがやってきて「3列で並んでくださーい」といった途端、私の後ろにやっと行列ができ、なんだかほっと一安心。

小心者の私でした。

 

 

大竹 賢司

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