こんにちは、WEBマーケターの広島です。
先週末の、上司である大竹がブログを立て続けに3本もアップ。
「学んだ事を48時間以内にアウトプットする」はい、勉強になります………。
閑話休題。
皆さん、グレイトフル・デッドというバンドをご存知でしょうか?
主に活躍したのは60年、70年あたりでしょうか?
ヒッピーやサイケデリック文化の象徴として存在していたバンドで、ワタシが好きなバンドでもあります。
そんなデッドですが、数年前に少し変わった本が出版されました。
その名も…。
「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」
なんてことでしょう。
ヒッピームーブメント真っただ中の彼らに「マーケティングを学ぶ」。
デッド好きであったこと、また本の装丁がすばらしかったこと、糸井重里氏が絶賛していたこと。
その3つの理由だけで本を購入したワタシ。
どの書評にも書かれてますが、「WEBやソーシャルメディアがなかったあの時代に、どうやってファンを増やしていったのか?」「ヒッピーバンドが年間5000万ドルもどうやって稼ぎ出したのか?」を「壮大な表現」で書かれている本書。だから間違っても「この本でホンキでマーケティングを学んじゃいけない。」のです。
今の時代であれば「当たり前」の事を、デッドは随分むかしからやっていた…たぶん、デッドファンにしかグッとこない本だと思います。
教材本として買った人、いるのかなぁ?
この本の一番すばらしいところ。それは
・本の仕上がりがとてもすばらしい。
・随所にこだわりを感じられる。
・糸井重里氏や音楽業界から猛烈な支持を受けた。
・作り手が楽しそう。
でも、チョッと待ってよ…。
改めて本の「目次」だけ読み返す。
「ユニークなビジネスモデルを作ろう」
「バラエティに富んだチームをつくろう」
「実験を繰り返そう」
「自分が好きなことをやろう」
「新しい技術を取り入れよう」
「ファンを増やそう」
……etc。
なんか、いま見るとチョッと新鮮。
ビッグデータに翻弄され、バズらせることの意味が見いだせなくて、誰のためにアプローチしているのか分からない情報社会。今だからこそ、読み返す価値があるかもなぁ……。