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クレアクト通信

あなたは気づいてないかもしれませんが・・・

今日のブログは水戸から東京へ帰る車の後部座席から大竹がお送りします。

今日は土曜日ですが、早朝から慣性計測ユニット(IMU)を使ってデータ取りという仕事でした。

ある作業現場の一角を借りて、データ取りのセッティングです。

公園にあるようなベンチの上にノートPCを乗せ、みんな中腰やいわゆる「うんこ座り」で作業していました。

 

黙々と作業を進め、1時間経ち、2時間が経ち…。

と、そんな時、

 

「これ使いな」

と現場のおじさんが差し出してくれたのはお風呂用の椅子。

どうもその現場にはシャワールームがあるようで、そこで使っている風呂椅子をニコニコと笑顔で拭き拭きしながら人数分持ってきてくれました。

 

「またなんかあったら言ってくれよな」

と笑顔で去っていくおじさん。

思わず心の中で「おっちゃん、かっけー!!」と叫びましたね。

 

違う視点で見れば気づくこと

 

作業をしていた私たちは気にしてなかったけど、椅子があると確かに作業がめちゃくちゃ楽。

しかもこの風呂椅子が絶妙な高さ。

これで足がしびれてよろめいて、つまづいてコケてケガすることもないでしょう。

私は腰痛持ちなのですが「椅子が欲しいな」という発想が全くなかったことにも驚きでした。

それが当たり前だと信じ込んでいたんですね。

作業現場で働く方は毎朝朝礼をして、ラジオ体操をして、ヘルメットや安全靴などをちゃんと装着しているかを指差し確認して。

とにかく身体の安全や健康、事故を未然に防ぐことには細心の注意を払っている。

そんな方たちから見れば、私たちの姿勢が信じられなかったのかもしれません。

「兄ちゃんら、そんな無理な姿勢で仕事しちゃいかんよ」と。

 

マーケティングは問題の教育

 

自分が何に困っているかを認識して商品を購入する人もいますが、自分が何に困っているかに気付いていない人はたくさんいます。

そんな人たちに「あなた、自分では気づいていないでしょうけど、こんなことに困っているはずですよ」と気づかせてあげる。

そして(決してあおるわけではなく)「その問題のせいでこんなことになりますよ」と教えてあげるのがマーケティングです。

私たちは中腰やうんこ座りは普通の事としてやっていました。

でも、おじさんの視点からすればそんな無理な体勢で作業し続けたら健康に良くない、腰痛になる、最悪事故につながると一瞬で思ったのでしょう。

作業現場にいた思わぬマーケターに問題を教育された私は「ちょっと年季の入った風呂椅子」にお金を払ってもいいとすら思いました。

"マーケティングは問題の教育"ということを実感した、そんな一日でした。

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