Satellite & Gemini

ウェット式8チャンネルのウェアラブル脳波計

19チャンネルの中から研究目的に合わせて最大8か所電極配置場所を自由に選んでお使いいただけるタイプの8ch脳波計です。生理食塩水に濡らしたスポンジセンサ、ミニチュアアンプ、ワイヤレステレメトリーを備えています。無料のデータ取得ソフトウェア「Cygnus-シグナス」がパッケージに含まれております。

概要

8チャンネルの脳波計「Satellite」と「Gemini」

St.EEG™ Gemini(ジェミニ)は、8チャンネルのウェアラブル脳波計(EEG)システムで、生理食塩水に濡らしたスポンジセンサ、ミニチュアアンプ、ワイヤレステレメトリーを備えています。用意してある19チャネル電極のキャップは国際的な10-20システムに従って、配置しています。斬新な電極ホルダーの設計により、ユーザーは目的に合わせて最大8個のターゲットチャネルを選択できます。また、オプションとして、ECG (心電図)/EMG(筋電図)の取得用の8ディファレンシャルのチャンネルケーブルを提供できます。

8チャネル脳波計測には、Satellite、ハイパースキャン、または脳波と生体信号の同時取得には、Gemini(Satelliteの2個セット+RJ45インターフェース)となります。

ソフトウェア

データ取得ソフトウェア「Cygnus」(無料)

 アルタイルにはデータ取得及びリアルタイムにスペクトル解析も可能なソフトウェア「Cygnus-シグナス」がパッケージに含まれております。リアルタイム時にノッチフィルターをつけており、後処理時に眼電図や頭部運動による筋電図を除去することは可能です。
事象関連電位(ERP)実験に特化した、神経科学研究および教育向けの統合Pythonベースのソフトウェアソリューションで、Lab Streaming Layer(LSL)用のアウトレットも組み込まれています。

技術仕様

技術仕様

チャネル数 8信号チャネル+2リファレンス
サンプリングレート 1000Hz
分解能 24ビット
帯域 DC~262Hz
フィルタリング ソフトウェア50/60Hzノッチ
ダイナミックレンジ +/-375mV
接続 独自のRF受信機
バッテリー 充電可能リチウムポリマー500mAh
バッテリーライフ 10時間
イベントロック RS232
イベントジッター ±1ms
ハイパースキャン RJ45
アクセサリー(オプション) ECG/EMG取得用8ディファレンシャルのチャンネルケーブル
メトリックス 集中り、倦怠、HRV

サイズ

サイズ 頭囲 対象者年齢(目安)
L 58~62cm 15歳以上
M 54~58cm 9~15歳
S 50~54cm 4~8,9歳
XS 46~50cm 4歳未満

 

脳の反応

EEGは通常、(1)律動性活動、(2)一過性活動、(3)事象関連電位との観点から説明されます。
律動は周波数帯域に分割されます。頭皮で獲得した律動のほとんどは、0.5〜50 Hzの周波数範囲で、通常はデルタ(<4Hz)、シータ(4 – 8Hz)、アルファ(8 – 12Hz)、ベータ(15 – 30Hz)、ガンマ(>30Hz)およびMu(8〜12 Hz、感覚運動野に固有)は一般的によく知られています。
一過性活動は、いくつかの状況下でのバイオマーカーとしてより使われています。てんかん患者には棘波(spike)と鋭波(sharp wave)があり、通常の睡眠では頭蓋頂鋭波と睡眠紡錘波が見られます。
事象関連電位(ERP)は、特定の感覚、認知、または運動のイベントに応じた電圧の変化です。ERP波形は、一連の正および負の電圧の振幅によって構成され、潜在する成分に関連しています。行動評価と比較して、ERPは刺激から反応が出るまでのプロセスを継続的に測定し、特定の実験操作によって影響を受けるステージを特定することが可能です。

PDFダウンロード

下記よりSatellite & Geminiの資料をダウンロードできます。

活用事例

自動車の研究・開発に適したB-Alert

ポータブル&ワイヤレスで計測できるので、運転中のドライバーの行動を制限する事なく脳波計測ができます。

さまざまな脳波計のご紹介

メトリクスを利用した疲労評価・疲労管理や、ご研究に適した脳波計をご紹介します。

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