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IMUってなんぞ?part3

2018年6月13日

居残り組の鬼塚です。

前回は、「加速度センサ」と「ジャイロセンサ」のしくみについて
他力本願にて解説させていただきました。

ちょっと補足説明しますと、ジャイロセンサによって回転した動きの量を得ることができますが、これを「角速度」とも言います。
このあたりの表現もたくさんあるのですが、ジャイロセンサ=角速度センサと考えていただいて大丈夫です。

そもそも「ジャイロ」とはジャイロスコープのことを指しており、
原理は「こま」を回すことによるジャイロ効果によって角速度を
得られるというものです。詳しいことはWiki先生とかに聞いてください。
私よりずっと丁寧に解説してくれます。

昔は「地球ゴマ」と呼ばれるおもちゃがあり、ジャイロ効果を身近に楽しむ事ができたのですが、
この「こま」を作るのが非常に難しいらしく、今入手しようとすると結構なお値段がします。
幸いにもハンドスピナーという新しいおもちゃが登場していますので
こちらで我慢しておきましょう。

実際に「こま」を使ったジャイロスコープは古くから使用されており、
船舶や航空機などでもこまをブン回しながら姿勢を維持しています。

こまは構造上大きくなってしまい、常に回し続けないといけないので
扱いが大変ですが、現代の技術によって半導体(電子部品)のセンサーに
置き換わり、しまいには米つぶくらいの小さなものになっちゃいました。

かがくの ちからって すげー!

このように半導体で作られたセンサを
MEMS(メムス:Micro Electro Mechanical System)
といいます。

IMUだけでなくBITalinoのような生体信号センサもMEMSを使用しています。
MEMSの特徴は、超小型、超軽量、そして、超低消費電力です。
弊社も様々なセンサを取り扱っていますが、ほとんどのものがMEMS技術によって作られています。

補足にしてはとても長くなってしまいましたが、ここはテストに出ますので
よーく覚えておいてください。

それでは次回もお楽しみに!

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