私がGomiPages(ゴミページ)を開発、提供する理由

2024年3月21日

私の半生は、ITに没頭していました。富士通を皮切りに、シリコンバレーを中心にボストン、インドのIT企業にも活躍の場が与えられ、最後は米国ITスタートアップのマネジメントにも参加し、「ITまみれの」人生を歩んできました。

ALS患者になってから、出会ったTDパイロットで、GomiPages(ゴミページ)をTDパイロットに標準搭載の意思伝達ソフトウェア、TDスナップを土台にして開発して来ました。この意図は、ALS患者になった自分を助ける事だけじゃなく、「ITまみれの」ALS患者として、他のITに慣れていないALS患者に役立つGomiPagesを開発していくことが、私の残された人生のミッションだと思ったからです。その刺激になったのは、日本の意思伝達装置の現状、iPadベースの視線操作方法がない事とTDスナップの素晴らしいイラストとリンク機能が、若い頃熱中したアップルのハイパーカードの機能に似ていた事、この2つです。

GomiPagesの利用方法には、2つの方法があります。1つは、ITに慣れていない大多数のTDパイロット初心者に向いている、見るだけで「吸い寄せられる」ようにGomiPagesのボタンをタップできる「標準モード」があります。もう1つは、iPadのフル機能を視線操作できる「Assistive Touch(アシスティブタッチ)モード」です。このモードで私は、GomiPagesの開発をしています。最初の頃は、「標準モード」で導入して、慣れたら、「アシスティブタッチモード」にトライする事をおすすめします。GomiPagesは、この「標準モード」を使うITに慣れていないALS患者を対象に開発、提供しております。

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