ハードウェアについて

1.BITalinoスターターキット3種類の違いについて教えてください。

「基板キット」は、生体信号センサと計測に必要なブロックが1枚の基板として接続されています。電極ケーブルを接続するだけですぐに使用することができますが、Ch1=筋電位,Ch2=心電図...のように生体信号センサが最初から割り当てられているので、各パーツを組み替えることはできません。

自由に組み合わせて使うというより、とりあえず試してみたい方向けのオールインワンタイプです。

https://bitalino.com/storage/uploads/media/revolution-bitalino-board-kit-datasheet.pdf

「プラグ付きキット」は、各センサが分離しており、電極ケーブルとセンサーケーブルを使ってコア基板につなげることで、構成を自由に組み替えることができます。同じ種類のセンサを複数使用する場合や、後からオプションのセンサを追加したい場合はこちらがおすすめです。

付属のセンサーコネクタはUC-E6タイプなので、Molexタイプはつなぐことができません。

https://bitalino.com/storage/uploads/media/revolution-bitalino-plugged-kit-datasheet.pdf

「フリースタイルキット」は、全ての生体信号センサやブロックが切り離されているため、ユーザーが独自にはんだ付けをしたり、付属のMolexコネクタで接続したりして使用します。メーカーでは既に廃盤商品となっているため、在庫限りの販売となります。

https://www.creact.co.jp/wp-content/uploads/2021/06/BITalino_Freestyle_Kit_Datasheet_compressed.pdf

 

2.BLE版とBluetooth2.0版の違いについて教えてください。

BLE版は、スマートフォン(Android, ios)でBLEインターフェースを使用し、BITalinoのアプリケーションを開発したい方向けに用意されているものです。

サンプリングレート1KHzで6ch全てを同時にデータ取得したい場合は、Bluetooth 2.0版をお選びください。(BLE版は1KHzのサンプリングレートでデータ取得出来るのは、1chのみ使用可能です。)

Windows用のOpenSignalsの場合は、専用のUSBアダプターが必要となります。MacのBoot CampでWindowsを起動しOpensignalsを利用する場合にも、BLE対応のUSBアダプターが必要です。

OpenSignalsを使用してデータの取得・分析をしたい方、もしくはスマートフォン以外の環境でアプリケーション開発を行いたい方は、Bluetooth2.0版をお選びください。

例.python, unity, ARDUINO, c++, RaspberryPi, Java…

BITalino API(開発用ライブラリ)対応状況の詳細につきましては、こちらをご確認ください。

 

3.スターターキットなどを充電したいのですが…

MCUブロックのLEDがオレンジ色に点灯しましたら充電の合図となります。
BITシリーズ、R-IoTをご購入の方は、付属のUSB充電ケーブルをお使いください。

基板キット、プラグ付きキット、フリースタイルキットには付属されておりませんので、弊社オンラインショップでUSB給電ケーブル(https://www.creact.co.jp/ec?post_id=31)をご購入頂くか、市販のスマートフォン用充電用ケーブル・充電器をご使用下さい。(USB-A - マイクロUSBケーブル)

※充電しながらBITalinoを動作させることはできません。また、こちらは充電専用のケーブルとなりますので、microUSBを介してのデータ通信はできず、Bluetooth経由のワイヤレス通信となります。

 

4.BITalinoにて設定可能なサンプリングレートを教えてください。

BITalinoにて設定可能なサンプリングレートは、1Hz, 10Hz, 100Hz, 1000Hzいずれかの固定となっています。400Hzやその他のレートで取得が可能なのは上位機種のbiosignalspluxシリーズとなります。

接続台数でサンプリングレートは変化しませんが、計測するチャンネル数が多くなるとデータの取りこぼし(データの欠落)が発生する可能性があります。これはBluetooth通信の転送レートによる制約です。

また、1kHzのサンプリングレートで複数チャンネルのデータを取得したい場合は、Bluetooth2.0版をお選びください。(BLE版は1KHzのサンプリングレート時に、1chのみ使用可能です)

※R-IoTは、ハードウェアのスペックが200Hzとなっていますので、サンプリングレートの設定も200Hzとなります。

 

5.BITalino2台で同時計測を行いたいです。計測方法について教えてください。

まず、BITalinoシリーズは開発用途の商品となっております。同時計測自体は可能ですが、厳密なリアルタイム性を求めることはできません。

(弊社で確認した2台のBITalino同時使用の実績では、BT版にてチャンネル数が3Ch、サンプリングレートが100Hzの設定で、データ自体は連続的に取れましたが、2台のうち1台に0.5~1秒程度の遅延が発生する場合があることを確認しています。)

また、BLE版は省電力通信向けの仕様であるため、データのスループットが低くなり、1台のPCで複数のBITalino(BLE)からのデータを受けることはできません。

計測方法1:Bluetooth機能を用いて計測する

  • ①最初に1台のPCで2台のBITalinoのBlutoothをそれぞれペアリングします。
    ②OpenSignalsを立ち上げてFind and Configure Your Devicesで2台のBITalinoを『ENABLE』にします。 (2つのMac Addressが青色で有効になっていれば成功です)
    ③この状態でデータの取り込みを行うと、2台分のデータを取り込むことが出来ます。

計測方法2:同期ケーブルを用いて計測する

  • ①1台目のBITalinoのデジタル出力ポート(O1)と2代目のBITalinoのデジタル入力ポート (I1)を同期ケーブルで接続します。
  • ②計測時にOpenSignalsからOutputの状態を変更させると、両方のBITalinoのデータに反映されるので、それをトリガーにしてデータを同期します。
    ※同期ケーブルを使用して測定する場合、2台のBITalinoの同期は可能ですが、測定後に手動でデータを処理する必要があります。

上位機種のbiosignalspluxシリーズであれば、同期ケーブルは必要になりますがOpenSignalsによるソフトウェアでの同期機能(SYNC)が利用可能になりますので、測定後に手動でデータ加工を行う必要はありません。

 

6.外部機器と同期をとりながら、BITalinoの信号を収録する方法はあるのでしょうか?

BITalinoには、6つのアナログポート以外に、デジタルIOポートが入力/出力それぞれ2つあります。
OpenSignalsを使用してデータを取得する場合は、トリガー機能を有効にしておくことで入力ポートに変化があったタイミングで記録を開始することができます。外部機器と同期記録する(リアルタイムにデータ処理は行わない)場合は、この方法は有効です。

ソフトウェアOpenSignalsについて

1.無料版と有料版追加アドオンの違いはなんでしょうか?

OpenSignalsを使用すると、センサーからの信号を非常に簡単に抽出し視覚化する事ができます。

無料版のOpenSignalsでは、最大18チャネル(3つのBITalinoを1つのPC/OpenSignalsに接続可能)からの同時データ収集、CSV形式やPDFレポートしてデータを可視化・記録、および事前に記録された信号の読み込みまでが可能です。
※同時にデータを収集できるだけで同期が取れるわけではありません。

センサーデータの出力形式は、テキスト形式、H5、EDF形式となりますので、CSVのデータはお客様によるデータ変換(→テキスト形式を、Excelからタブ区切りで読込みCSV形式で保存)が必要になります。

波形の画像をPDF化したい場合にはOpenSignalsの画面のハードコピーを撮ってPDF化する必要があります。

有料版はアルゴリズム処理が組み込まれていますので、コーディングを行うことなく、取得したデータから直接データ分析と特徴抽出を行うことができます。BITalinoに対応しているアドオンは6種類あり、MacAddress毎にアドオンのライセンス購入が必要となります。くわしくはこちら

 

2.OpenSignals起動後、エラーメッセージが表示されBITalinoとPCの接続が切れてしまうのですが…

BITalinoはBluetoothを使用して無線でPC等と通信を行いますが、インターフェースの仕様により繋がりにくい場合があります。使用環境によりますが周囲に別のBluetooth機器や無線LAN機器があると干渉して不安定になることもありますので、もしすぐ近くにそのような機器がある場合は、離して使用することを推奨致します。

また、BITalinoの設定にてサンプリングレートや使用チャンネル数を増やしますと、Bluetoothの帯域が不安定になる場合があります。もし必要以上の設定を行っている場合は、一旦最低限の設定で試してみてください。
また、バッテリーの残量が少ない場合は、フル充電を行ってからご使用ください。

ソフトウェアAPIを使った開発に関して

1.RaspberryPiで計測する場合に、プログラムは一から作成する必要がありますか。
それとも、OpenSignalソフトウェアを使用可能でしょうか。

OpenSignalsは残念ながらRaspberryPiには対応しておりません。
RaspberryPiで計測する場合は、APIを使用してご自身でプログラムを作成し、データを取得します。

■BITalino RaspberryPi C++ API
https://github.com/BITalinoWorld/cpp-api
■BITalino RaspberryPi Python API
https://github.com/BITalinoWorld/revolution-python-api

 

2.RaspberryPiで、脳波波形の計測は行えますか。

RaspberryPiでも通常使用と同様に計測は行なえます。
ただし、取得できるのは生データですので、分析はユーザー様にて行って頂く必要がございます。
こちらに取得できるデータのサンプルがありますのでご参考下さい。

センサについて

1.EDAセンサを装着する場所を教えてください。

<ゲル無し電極とベルクロストラップを用いる場合>

<ゲル付き電極を用いる場合>

→人差し指と中指の第一関節より上の位置に電極プラグを固定
第二関節や第三関節に取り付ける例もありますが、この理由としては電極間の距離を小さくできる、活動領域を避ける(何かを握るとき)などが考えられます。

ただし、この部分は角質化しているので結果的に反応が取りにくい場合もあります。

皮膚が乾燥している場合は計測値が低くなりますので、電極を装着する前に皮膚のインピーダンスをきれいにするための穏やかな研磨剤を含む特殊ゲルも販売しています。

→手の平の付け根あたりの2箇所に電極プラグを装着

ユーザーマニュアルも併せてご参照ください。

2.眼電図センサの取り付け方について教えてください。

BITalinoの上位機種であるbiosignalspluxのユーザーマニュアルをご参照下さい。(取り付け方法は同じです)

 

 

BITalinoの公式フォーラムにも問題解決に役立つトピックがいくつかありますので、こちらも併せてご利用ください。
また、ご購入後の技術サポートは有料となりますので、予めご了承ください。