今日のブログは大竹が担当します。
9月~10月は学会大会が多くなる季節です。
学会によっては学会大会の会場に機器展示コーナーを設けています。
そこでは各社が商品を展示し、学会大会に参加している先生方や企業の方に商品を紹介します。
うちで扱うセンサーや計測機器は多種多様。
なので色んな分野の方に紹介するために、関係のありそうな学会には積極的に参加しています。
ちなみに今週は感性工学会、ロボット学会、認知科学会で機器展示していました。
この学会大会の機器展示は学会により様々な場所で行われます。
東京ビッグサイトやパシフィコ横浜のような大きな展示場で開催するものもあれば、大学の教室や廊下で開催するものもあります。
小さい教室に数社が押し込められそこにブースを広げると、隣の会社さんのセールストークが丸聞こえという状況になりますが・・・、
これが結構楽しい。
この会社はどんなセールストークをしているんだろう?と聞き耳を立ててしまいますね。
丸聞こえな場合が多いけど。
「なるほどねー」と思うこともあったり、「ん?なんて??」と思うこともあり、これが学会でのささやかな楽しみでもあります。
とてつもなく参考になるセールストーク
多分あなたもそうだと思いますが、私も昔はテレビっ子でした。
家にいるときはずーっと何時間もテレビを見てました。
そんな私も最近はほとんど見ません。ネットで済んじゃいますからね。
でもそんな私もハマって見てしまう番組があります。
それがテレビショッピング。
たまにテレビをつけた時にテレビショッピングがやっていると、じっくり見てしまいます。
けっしてそこで紹介されている商品に関心があるわけではありません。
お決まりのパターンで番組は進んで行きますが、その中に様々なテクニックが使われていてとても参考になるからです。
例えばこんな感じ・・・
なにかに困っている人が登場。
「あなたもこんな経験ありませんか?」と視聴者に問題を意識させる。
「〇〇による報告によると」といったかなり信ぴょう性の高そうな調査結果と共にじっくりと視聴者にその問題の教育をする。
じゃあどうすればいいの?
ここでスイッチ。問題の解決方法である商品が登場。
証拠によりその商品の信頼性をバンバン高めます。
商品のベネフィットはもちろん、実際に使った人、しかも有名人の感想(お客様の声)をどんどん伝え、視聴者に使った気にさせる。
特別値引きや「今ならこれも」といったオファーをがんがん提供。
買う気は高まっているのに、ここでもう一回さらっと頭からおさらい。もう買う気は満々です。
さあ最後はお問い合わせです。
この場面でも「只今電話がつながりにくくなっています」という「社会的証明」のテクニックを使って「私も早く電話しなきゃ」と思わせる。
この流れ。お決まりのパターンだけど見ちゃいますね。
セールストーク、セールスレターの参考になります。
自分の業界は本当に特殊なのか?
うちの業界でこのテレビショッピングのような手法は使えないでしょうか?
うちで扱っている商品は専門性が高いセンサーや計測機器です。価格も数10~100万円と高額。
とてもテレビショッピングで買えるような値段のモノではないです。
「その方法はうちの業界では通用しない」
「うちの業界は特殊だから・・・」
こんな時にはこのように思いがちですが、私の中ではこの発想は禁止しています。
なぜなら思考停止につながるから。
自分の業界は特殊だと思い込むことはやめ、他の業界で成功している手法を探しだし、どんどん取り入れる。
「自分の会社には無理」ではなく「どうやったら自分の会社に取り込めるか?」を考えています。
試行錯誤するでしょうが、とにかく大量行動!
このブログではその奮闘ぶりを紹介していきます。