クレアクト通信2回目。
今日もワタクシ、Webマーケターの広島がお送りします…別にヒマなワケではありません。
今回は「なんでこの仕事をするようになったのか?」の経緯をチョッとだけお話しますね。
「Webのお仕事」と言っても、スマートフォンはまだ一般的ではなく、ガラパゴスケータイ(略してガラケー)のサイトディレクターとしてお仕事をしていました。
とは言っても、ディレクターという名の「なんでも屋」といったポジション。
毎月7社~8社のクライアント案件をディレクションしつつ、素材加工やルマガ配信なんかもしてました。
それまで「紙のお仕事」をしていたワタシにとって全く分からないhtmlやJavascriptの世界。とにかく数をこなし、こなす事でスキルを上げる…そんな日々が約5年間続きました。
その後、とあるSEO会社に転職。
そこで検索エンジンの重要性を学ぶことになります。
「情報を検索するシステム」に対し「検索エンジン最適化(SEO)」をしてあげる事で「検索結果1ページめ」にクライアントのサイトを表示してあげる…ザックリいうと、そんなお仕事。
この当時、上位表示をしてあげる施策の1つに「リンクファーム」という手法があり、今となっては検索エンジンにとって「マイナスの評価しか与えない施策」をバンバン実施していました。
この頃からでしょうか?
「やっつけみたいな仕事じゃなく、キチンと1つのサイト(メディア)を育ててみたい。」
と感じるようになったのは。
広島さん、また転職です。
次の新天地として、とうとう「媒体側」のWebスタッフとして勤務することになった広島さん。ラッキーです。
ただ最初にお伝えしておきますが、せっかく媒体側のスタッフになったにも関わらず、勤務期間はわずか「半年」!
ここで今でも勝手に師匠と仰いでいるWebマーケターのO氏に出会います。O氏から学ぶことはホントにたくさんあり「こうやってマーケティングを仕掛けていくんだ!」と興奮しながら仕事をしていたことを今でも覚えています。
「小さな会社でもいい。媒体側でなくてもいい。自社サービスや製品を持っている会社であれば、Webマーケティングができるかもしれない!」
熱い思いと共に、広島さん、またまた転職です。
次なる新天地は計測機器を扱っている会社。
「Webをメイン」としたポジションで働く機会を得ました!
そこで前職でも経験した「広告配信(SEM)」を「実務」として担当する事になります。
これがまた誰でもできるようで、キチンとハンドリングをしなければ成果が出ない!かつ、Webサイトとの関連性も深い為、試行錯誤の日々がスタートします。
ただこの会社には1つの問題がありました。それは「Webサーバー及びWebサイトの全てを牛耳ってるのは、海外!」という事実…。そう、この会社は外資系だったので、全ての権限は本社であるスウェーデンが握っていたのです。
内部施策も含め成果を出したい気持ちはあったものの、Webサイトのレイアウトが海外仕様、簡単なタグも入れられない、写真を変更するにも許可が必要…などなど、制限がとにかく多い!かつ、使っているCMS(コンテンツ管理システム)が全部英語という恐ろしさ…英語ができない自分を何度呪ったことか(泣)。
ワタシの中でやりたい事は明確。
でも、それがなかなかできないもどかしさ。
贅沢な悩みかもしれませんが会社に対して成果を出す為にも、自分のスキルをアップさせる為にも「やりたい事ができる環境」を探し続けたのです。
それから…少~しだけ月日は流れ、クレアクトのWEBマーケターとしてスタートを切った現在。だからやりたい事は盛沢山なんですッ!
特殊な機器やセンサーを扱う業界、実はマーケティングをキチンとやっている企業って多くないんです。
もちろん競合はいるけど、少しの施策でも効果が出やすい…そんなフィールドだったりもします。
ただ、誤解しないでくださいね!
結果が出やすいからこの業界のWebマーケターになったワケではない。
「やりたいことが出来る環境が、たまたまこの業界だった」だけなんです。
病気を患わっている桂歌丸師匠が言っておりました。
「落語しかできないから、死ぬまで落語をするんだよ。」
そんな大きな事、ワタシは言えません。
死ぬまでWebの仕事っていうのも、なんだか意味がわからないし…でも、それぐらいの「心意気」はあるかなぁ。
色々と遠回りはしたけど、今、この道に繋がったのであれば、その遠回りは必然だったのかもなって思う今日この頃。
その間に経験したことも、振り返れば無駄なことは1つもなかったと思えます。
そう思えるようになって、良かったなぁ~、ホントに(泣)。