センサリーアイFX2

特別支援学校用 見る力を育てる感覚学習ツール

重度・重複障害があり発話やパソコン等の使用による意思伝達が難しく、視聴覚や認知などの発達段階の評価が困難だった児童生徒の、認知段階や見る力を評価できるソフトウエアです。

センサリーアイFX は、主に重度・重複障害があり発話やパソコン等の使用による意思伝達が難しく、視聴覚や認知などの発達段階の評価が困難だった児童生徒の、認知段階や見る力を評価できるソフトウエアです。子どもたちはゲームのような評価用画面を視線入力装置が接続されたパソコン画面でただ見て楽しむだけです。

ゲームは体系的に整理されており、注意、因果の理解、視野、視線による追従、短期記憶、視覚優位、聴覚優位などの評価が可能です。同時に視線入力による意思伝達が可能かどうかを評価し、今後の学習で視線を使えるように適切な介入を行いながら「見る」練習が行えます。センサリーアイFXは、多くの支援学校や児童発達支援施設で活用されており大変高い評価を頂いております。

概要

  • 視線のキャリブレーション無しでも使い始められます。
  • 5段階に分かれた30のアクティビティーがあります。
  • リアルタイムでヒートマップ表示(色温度で見た場所を可視化)できます。
  • ゲームの内容はより簡単にカスタマイズ/編集できます。
  • 編集用のメディア(画像や音声など)ライブラリーもご用意しています。
  • ゲーム中の様子をレコーディングできます。
  • ゲーム中のスクリーンショットも簡単に撮って保存できます。

ゲームコンテンツ

センサリーアイFX2は、トビーの視線入力装置で使用できるソフトウエアです。また視線だけでなく、視線+スイッチ、マウス、タッチで操作することができます。5段階に分かれた30のゲームコンテンツがあり、下記のような様々な評価に活用できます。

画面に目を向ける事、固視、スキャニング(視線の走査)、視野、聴覚優位の有無、原因と結果、視覚的感受性の敏感さ/低さ、水平/垂直のスキャニング、制御能力、有効視野、自発的な注視、ターゲティング、予想、視覚的処理時間、正確さ、視線による追従、短期記憶、戦略、追跡、色を学ぶ、認識、学び、キャリブレーション、言葉の初歩……

レベル 内容
レベル1 画面へ目を向ける練習
画面に目を向けると何かが起こる、見ないと消える
レベル2 視線でインタラクション /視線の停留、対象物に目を向ける
見ることで対象物に反応を起こしている事を自覚する
レベル3 特定のエリアに焦点を合わせる /視覚的注意を刺激する
視線制御の向上、目を向ける・注意を向ける
レベル4 視線で探索を促す
探索する、楽しむことにより視野を広げる
レベル5 高度の視線の制御の習得
より高精度の注視、視線の停留など視線制御の理解

新しい機能と特徴

新機能を簡単に操作できるショートカットキーでご紹介します。

  • Pキー:スクリーンショットが取れます。
  • Rキー:ゲーム中のレコーディングができます。
  • Hキー:ヒートマップ
       (どこを見ていたか、見ていた長さを色温度で可視化)
  • ↑↓キー:視線の停留時間(決定時間)の設定ができます。

ゲームはカスタマイズできます。 (ゲーム毎に変更できる項目が異なります)

  • 対象物(オブジェクト)の画像や形、色、サイズ、
    速度を変えられます。
  • 効果の色やサイズが変更できます。
  • 背景の色や画像、ビデオを変更できます。
  • カーソルタイプの変更や非表示ができます。
  • 効果音を変更したり、サウンド無しにできます。その他にも…

活用のヒント:スクリーンショットを印刷して、生徒が取り組んだ塗り絵を教室の壁に貼る事もできます。

システム要件

OS Windows 10/11
CPU  Intel Core I-5 7200U
メモリー(RAM) 8GB
GPU Intel HD Graphics 620
ハードディスクの空き 1.8GB installation
スクリーン解像度 1920x1080 (Full HD)

センサリーアイFX2は、視線入力が可能かどうかを評価するのに適したソフトウエアです。
次の段階の学習者向けにはLook to Learn、TDスナップ、トビーコミュニケーター5をご紹介しています。

視線学習カーブ

この画像は福祉の国と言われるスウェーデン国トビー・テクノロジー社が提案するトビー視線学習カーブです。 

これは四肢麻痺や発話の困難などによって、意思伝達の手段や学習をする機会を持たなかった人々が、視線入力装置を使って、視線によるコミュニケーション、学習、パソコン操作を効率よく、また理解しやすく習熟していくための過程を分かりやすく描いたものです。

トビーは、視線入力―視線を使った制御やインタラクションーは、他の装置と同様一つの技能だと考えています。視線入力装置を使ってスクリーンを「見る」ことによって、注意、因果、記憶を学び、読み書きや数の理解、メールやITを使ったコミュニケーションが出来るようになるには、実用的かつ認知的技能を学ぶ過程で個々の利用者を手助けする段階的に構成された体系的なトレーニングが必要と考えます。

視線学習カーブは、様々な身体的あるいは認知的な能力のレベルにあるユーザーが視線入力を使用するにあたって、どの段階から始めて、どのようなスキルアップが可能かを理解しやすいように、その進路をわかり易く段階別の構成要素に分けて表しています。

センサリーアイFXはその最初の段階、「視線による感覚学習」用の感覚学習ツールです。

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